天使の囁き

ダリ展ー20世紀の巨匠ー


　ピカソ、ミロ、と並び称されるダリは、20世紀スペインの巨匠の中で、ベラスケスに始まるリアリズムの伝統を、もっとも正統に受け継いでいる画家である

　しかし彼の展覧会でアピールする絵画は「メー・ウエストの部屋」のようなシュルレアリスムなものである。

　私が好きな「レダ・アトミカ」は、彼の妻ガラをモデルにした作品です。レダとはスパルタ王テュンダレオスの妻で、白鳥に姿を変えて近つ‘いた全能の神ゼウスに犯されます。

　此処で注目すべきは、人妻レダのモデルに自分の妻を使うダリの過激な発想である。

　残念ですがこの作品は展示されていなかったです。