天使の囁き

ダリとガラの出会い

ダリ25歳の夏滞在中の別荘に一組の友人夫婦が訪ねて来た。
シュルレアリストの詩人ポール・エリュアールとその妻ガラだった。

知的な顔立ち、ウイットに富んだ会話、この頃すでに、「シュルレアリストたちの女神」と、奉られていた。
優美な物腰そして人の心を射抜くような強い瞳にダリは夢中になった。


　人妻を寝取る　

地中海の陽光は二人の男女に運命の矢を放った。
ダリは狂ったようにガラを愛した。
そしてガラも10歳以上も年下の青年の純粋な瞳に魂を見出す。


　天使が水遊びにきそうな美しいスペインの田舎町カダケス、ダリは「女神」ガラと出会ったのです。