2007年07月07日

抹香を投げた寺



    亀岳林(山)    万松寺    曹洞宗


 皆さん良くご存知のシーン、信長が父信秀の葬儀で、荒縄の帯姿で焼香の時、抹香を位牌に投げつけたのが万松寺である。

 この寺は天文九年(1540年)尾張一円を領していた織田信秀が織田家の菩提寺として開基した。
当時の場所は、中区錦と丸の内にまたがっており、大殿を中心に七堂伽藍の備わった、一大寺院でした。

 慶長十五年(1610年)名古屋城築城に当たって現在地の大須に移転した、当時は寺域二万二千三百坪ほどの広さがあった。

 大正元年その大部分を開放し名古屋の大繁華街とした。

 そしてあの大戦で戦災したが今は再建されている。
 
 この場に立つと桶狭間の戦いに出陣を前に幸若舞を舞った信長の姿が目に浮かびますね。

   「人間五十年、下天の内をくらぶれば、
           夢幻の如く也、一度生を得て
                 滅せぬ者のあるべきか」

  この文言を愛した信長は、五十年に一年足らぬまま、風雲の生涯を閉じたのである。








この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
信長のそのシーン、
子供の頃 戦国時代マンガ本でみました。

場所は変わりしも、万松寺だったのですか。
今度 誰かに知ったかぶりしよっと♪
ぢぢ にしようかな?
Posted by なるほどバクチャン at 2007年07月08日 01:14
そうですよ!

   映画やTVドラマなどで
   有名なシーンですよね。
Posted by 太閤錦 at 2007年07月08日 07:21
萬松寺の前を通ると、線香の煙が凄いです。
あれは、信長の投げつけたお香のタタリでしょうか?
そうそう、ここには信長のあの謡曲のカラクリ人形がありますよね。

フォトラバ お願いします。
Posted by ぢぢばば at 2007年07月08日 07:58
この寺の本堂は奥ですからね
 カラクリ人形も奥ですから知らない人も、、、
 
  フォトラバ了解しました。
Posted by 太閤錦 at 2007年07月08日 08:57
「性懲 り」 もなくやってきました。
焼香の時やった「証拠 」はやはり文献で しょうこ?

しょうこう している間に時間がきました。さようなら
Posted by なるほどバクチャン at 2007年07月08日 09:38
信長が父の葬儀の際に投げつけたシーンはドラマでみて印象的です。
そうなんですか!
こうやって現存しているのですね~。
江戸時代は400年ぐらい・・・その前の安土桃山の戦国時代からずっとこの地にあるんですね。
ロマンだわ~。
詳しくないですけど、歴史好きの私にとって訪れたいお寺が増えました(^^)
Posted by ちょこレピ at 2007年07月11日 16:57
ちょこレビさんへ

そうですよ。
でもね残念なことに
本堂は大戦により焼失
平成に建て直しをして昔の面影は
ありません、いってもがっかりですね。

ただカラクリ人形があり楽しめます。
Posted by 太閤錦 at 2007年07月11日 17:27
 

QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。 解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
太閤錦
太閤錦
カメラと旅行が好きな、怒スケベ根性丸出しの爺です。 よろしくご指導のほどを。
オーナーへメッセージ