2011年06月11日

梅雨時は読書

      長編歴史小説
       紅 蓮 の 女 王   黒岩 重吾 著

 揺れ動く六世紀末の日本、妖艶な美貌の炊屋姫(かしきやひめ)の炎のような愛の世界、蘇我氏との権勢をめぐる壮絶な人間模様を時代色豊かに・・・・歴史ロマン大作。

  黒岩 古代文学の粋! がキャッチコピーだ。

 幼名を額田部皇女といった炊屋姫は、色白の美貌で、・・・・で始まる。
そして「あの美しい飛鳥の都で、私は大王になるのです」炊屋姫は、一瞬、眼をとじた。

 と推古女帝になる事を暗示しながらのエンデングである。

 兎に角美貌の持ち主・・色白で・・女優の小雪や深田恭子みたいな・・私の好みの・・いい女だ。

 日本書記によると18歳で三十代敏達天皇の皇后になった。
当時の女人には珍しく引き締まった冴えきった顔をしていて、勝気な性格で才気走っている。

 美貌だけでなく頭も切れた才女だったんだね・・チョット煙たがられるタイプ?かな。

 この時期は蘇我馬子と物部守屋が政権を争ってた。
百済出身で崇仏派の馬子・・異国の神は?と排仏派の守屋の抗争の時代である。

 馬子が飛鳥に仏塔を建てれば、守屋がそれを焼き払うと。
この抗争に巻き込まれながら炊屋姫はある恋に落ちていく。

                                    つづく 



  

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