男 の 品 位

二人が愛し合った後、男の優しい心ずかいが男の値打ちを決めます。
「今どうされていますか、私は貴方が恋しくて、ならないのです」と次のような歌が書いてあります。
「恋と言えば世のつねのとや思ふらん今朝の心はたぐひだになし」返事は
世のつねのこととも更に思ほえずはじめてものを思ふ朝はと聞こえても、
「あやしかりける身のありさまかな、故宮の、さばかりのたまはせしものを」と悲しくて思ひ乱るるほどに、例の童着たり。

宮の歌は「後朝(きぬぎぬ)の歌」と言われるもので即座に贈ることが重要、やるせない恋の苦しさを詠んでいます。
一方の和泉の歌は、初めての恋の刹那さに苦しんで、また兄宮との熱愛を偲び、後悔の渦に激しく揺れつつ‘けています。

そんな時いつもの童が来ました、宮様からお手紙があるのかしら、、、次回へ。


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太閤錦
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