2008年01月19日

花と俳句⑦

  冬 牡 丹   別名 寒牡丹

牡丹は本来春から夏の花である。
冬に咲く特別の種類があるわけでもなく、人工的に冬に花を付けさせたものを言う。
春に蕾を取り去って花期を遅らせ、冬についた蕾に藁で霜囲いをして、花を咲かせるものである。
春、夏のものより花が小さい、又一説によれば葉のついているのが冬牡丹、葉のないものが寒牡丹、という区別があるらしい。

一つ散りて後に花なし冬牡丹   正岡子規

そのあたりほのとぬくしや寒牡丹  高浜虚子

春夏の牡丹のように一斉に咲き乱れるわけでもなく、ひっそりと咲く姿に多くの俳人が魅せられるのでしょうか。

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