2007年10月25日

花と俳句②

 桔 梗  キキョウ科/キキョウ属

 桔梗は秋の七草の一つで、日本各地の山地で自 生する草花です。

 花は一般的には青紫ですが、観賞のため栽培されることも多く、白や二重咲きなどもあります。

 秋の野花のなかで、そのキリリとした姿と鮮やかな青紫は印象的で、雨にぬれたさまも魅力です。

 そんな桔梗を、古くは「万葉集」の歌人たちや俳人たちがその風情を詠っています。


 また、漢方では天日干しにした根を「気管支炎」や「扁桃腺炎」などの薬として用いている。


 修行者の径にめつ‘る桔梗かな     蕪村


 紫のふつとふくらむ桔梗哉     子規

 

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この記事へのコメント
秋の花々はなぜか心を落ち着かせるものが多いですよね。
桔梗の紫色は高貴な感じがして好きです(*^^*)
Posted by ちょこレピ at 2007年10月25日 16:19
そうですね、昔の人も秋の花を好んで
 歌にしてますね。

 美しいものはとくですね。 ちょこレビさん。
Posted by 太閤錦 at 2007年10月25日 19:20
フォトラバ ありがとうございました。

桔梗と言うと明智光秀を思い出してしまいます。 あの桔梗紋です。

そういえば、古くは、桔梗のことをアサガオっていってたようですね。
Posted by ぢぢばば at 2007年10月26日 11:44
  流石ぢぢさん良くご存知ですね。
  秋の七草を詠った「万葉集」で山上憶良
  は次のように、

  「萩の花尾花葛の花撫子の花

      女郎花の花また藤袴朝顔の花」

   この朝顔が桔梗だという説があります。
Posted by 太閤錦 at 2007年10月26日 20:23
 

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